テキストファイルの作成
今回のスクリプトのポイントは、テキストファイルの作成だ。まず、ファイルメーカーProのレコードの内容を取得しながら、HTMLのテキストを文字列変数の中に作っていく。例えば、こういうスクリプトになる。
set aHTML to aHTML & "<BODY>"
& return AppleScriptでの基本的な変数代入は、set A to Bという書式である。これで、Bの内容をAに代入するという式になる。上記の式では、変数aHTMLのあとに、<BODY>という文字列を連結する。その後のreturnは改行を表すシステム変数だ。これにより、aHTMLの後ろに"<BODY>(改行)"という文字列をつなげた内容が、改めてaHTMLに代入される。
これをファイルメーカーProの情報を得ながら繰り返していくと、変数aHTMLの中に目的のテキストが出来上がる。
AppleScriptではnew file命令で、このダイアログを表示できる
aHTMLの内容が完成したら、この中身をテキストファイルとして出力する(図4)。
図4 HTMLとして保存するファイル名を入力する
テキストファイルへの出力は、まずopen for access with write permissionで新規テキストファイルを開く。このopen
for accessが成功すると整数が戻ってくるので、これを変数に入れておく。この整数は「ファイルハンドル」と呼ばれるもので、以後ファイルを閉じるときやファイルの書き込み先などは、このファイルハンドルを使って指定する。実際に、writeやcloseでこのファイルハンドルを使っていることがわかる。
また、エラーが発生したときには、ファイルをクローズするのも定石だ。このtry〜on errorはAppleScriptでエラー処理をするための構文。try〜on
errorの間の処理でエラーが発生すると、on error〜end try間の処理を実行する。ここでclose文を実行して、ファイルを閉じておこう。
テキストファイルの作成はよくある処理だが、大抵の場合このまま使い回すことができるので、ぜひ利用してほしい。これで起動ディスクの中にファイルが作成されているはずなので、NetscapeなどのWWWブラウザーで開いてみよう(図5)。このとき、画像ファイルが入っているフォルダーを、作成したHTMLファイルと同じ階層に置くことを忘れないように。
図5 結果をWWWブラウザーで表示した。
データベースの内容がHTMLに変換されている以上の方法でHTMLファイルを作成できるようになったが、べたっとしたレイアウトであまりかっこよくない。
次回は、テーブルなどを使いながら、見た目や使い勝手をブラッシュアップして、汎用的に使える処理を目指す。
お楽しみに!